Purewhite Devil
急にガブリエルとルシフェルの体が歪み始めた。


ガブリエルたちだけじゃない。


部屋全体が歪んでる。


真っ白な光に包まれたかと思うと、直ぐに周りにはお花畑が広がった。



「このお花畑も見た事がある。ガブリエルの記憶の中、なの?」



楽しそうな笑い声が聞こえる。


声のする方へかけて行くと、天使達が小さな広間の丸いテーブルを囲む様に椅子に腰掛け談笑していた。


その中には勿論ガブリエルがいた。


ガブリエル以外の顔ぶれを見て私は驚きのあまり目を見開いた。



「ミカエルさんーーそれにラファエル様、ウリエルさんーー」



私はミカエルさんの視線の先に居るというのに、やはり私の事は見えていない。


このメンバーって四大エレメントだよね?


みんな自然でありのままの姿って感じがする。


仲良しなんだな。



『いい加減休みてぇー!!』

「貴方よりもファイの方が働いてるわよ」

『あいつは仕事命だからな。いちいち口うるせぇんだよ』

『お前の側近はファイにしか務まらないだろうね』

『だはははっ、ミカエルの言うとおりだな!!』

『あん!?バカ笑い零してんじゃねぇよ!!』





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