Purewhite Devil
「返事してない」
「は?」
「付き合ってって言われたわけじゃないし、それにそれどころじゃなくなったから」
優樹菜は眉間に皺を寄せ、意味が分からないとでも言いたげに顔をしかめた。
私は相変わらず食欲がなく、ちまちまとお弁当のおかずをお箸でつついている。
「好きイコール付き合ってじゃないの?」
「――そうなの?」
「そうじゃなきゃ、だったら何?って感じじゃん。別に嫌いなわけじゃないんでしょ?」
「うん――」
「だったら試しに付き合ってみればいいじゃん」
試しにかぁ――。
新しい一歩を踏み出さないといけないんだろうけど、私の中の薫君という存在が中々そうはさせてくれなかった。
私って案外恋愛に関してはウジウジしてるのかもしれない。
そんな新たな発見いらないんだけど――。
「は?」
「付き合ってって言われたわけじゃないし、それにそれどころじゃなくなったから」
優樹菜は眉間に皺を寄せ、意味が分からないとでも言いたげに顔をしかめた。
私は相変わらず食欲がなく、ちまちまとお弁当のおかずをお箸でつついている。
「好きイコール付き合ってじゃないの?」
「――そうなの?」
「そうじゃなきゃ、だったら何?って感じじゃん。別に嫌いなわけじゃないんでしょ?」
「うん――」
「だったら試しに付き合ってみればいいじゃん」
試しにかぁ――。
新しい一歩を踏み出さないといけないんだろうけど、私の中の薫君という存在が中々そうはさせてくれなかった。
私って案外恋愛に関してはウジウジしてるのかもしれない。
そんな新たな発見いらないんだけど――。