龍と虎
「虎…。キレてんの?」

「キレてるね♪だって昨日真里奈が泣いたから。心配かけ過ぎた♪」

「そう…。」



早く来いよ植村。



この時の虎とはあんまり一緒にいたくねぇんだよ…。



すると、3台の単車が来た。



「誰が植村君?」

「いねぇよ。」

「は?こんだけ待たせといて来ないの?」

「お前らが来いって。」

「ドコに?」



植村の居場所を聞いた虎は…。



「ありがと♪」



と、笑ってから、1人を地面に叩きつけた…。



「何すんだテメェ!!」

「無差別だよ♪」



その後は秒殺。



やだな…。



「虎、植村んとこ行かなきゃ!!」

「あっ…。そっか♪龍ちゃん、後ろに乗せて♪」

「はい…。」



キレてる時は俺を『龍ちゃん』と呼ぶ虎…。



わかりやすくてやだ…。


< 164 / 210 >

この作品をシェア

pagetop