龍と虎
「…。」



俺の目の前で止まる加賀美。



「何か違う。」

「何が!?」

「お前虎だろ??」



おぉぉぉぉ♪



「んな訳ねぇか♪」



はっ!?



「俺寝ぼけてんのかな?あはははは♪」



そう言いながらタバコに火を付けた加賀美に少しイラッと…。



「なぁ虎♪」

「何だよ。」

「やっぱり虎だよな!?」

「虎だし♪」

「何で龍の格好してんだよ!!」



加賀美に訳を話したら、亮が口を開いてこっちを見てた…。



「亮…。お前とは一番付き合いが長いよな?龍はショックだろうな…。」

「だってわかんねぇもん!!って、騙した虎達が悪くね!?」

「はぁ…。」



加賀美は気付いてくれた。



修と光は気付くよな?



友達なら気付いてくれ。



ひとまず、これからの亮との付き合いを考え直すか…。



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