龍と虎
「加賀美、送ってけ♪」

「無理!!酒飲んだ!!お前ら全員迎え呼ぶか歩いて帰れよ~♪」



俺達は飲酒運転は絶対しない。



酒に飲まれて事故を起こすのはバカくさいから。



他人を巻き込んだ日には最悪だ。
自分勝手に人を殺すのは許されない。



それに、こんな16、17の若気の至りで将来を棒に振るのはダサすぎる。



「代行呼んだからそれで帰れ♪」

「ありがと陸♪」



かなり飲まされた俺らは代行でマンションまで帰った。



部屋を開けると、真里奈は俺のベッドに寝てた。



「虎?お帰り♪」

「起こした?」

「今何時?」

「1時。」

「起きて待ってようと思ったのにぃ~!!誕生日おめでと♪」



眠い目で笑いながら起きあがった真里奈がめちゃくちゃかわいくて、思わず抱きしめた。



「真里奈甘い匂いがする♪」

「虎はお酒のに匂いがする♪」



それから何故か甘い匂いがする真里奈と一緒に風呂に入って寝た。



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