龍と虎
「龍マジムカつく!!」



あたしは真里奈と虎にケンカの経緯を話した。



「追いかけてもこないんだよ!?マジありえない!!もう龍なんて知らない。」



2人はあたしのグチをたまに頷きながら聞いてた。



「で?次は出んの?」

「出…ない!!龍の隣で授業なんて受けたくないもん!!」

「そっか…。じゃあ真里奈もサボる♪虎、帰りは龍と帰って?」



真里奈があたしと一緒に午後の授業をサボってくれた。



「杏奈が龍に告られた事言わなかったからじゃない?」

「あっ…。そうかも…。」



そう言えば…。



忘れてた。



あたしも悪かったのか…。



少し反省しながらも、龍の態度がまだ許せないあたしがいた。



放課後になって教室に戻ったら龍はいなくて、莉子と修君が心配してた。


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