龍と虎
「泣くなよ杏奈…。」

「だってぇ~;;龍は置いて行くし、誰も助けてくれないしぃ;;;;」



龍はあたしの頭を撫でてくれた。



「悪かったな…。つーか離れろ。休憩…。」



龍はスグそばのコンビニの前に座った。



「久しぶりにあんなん走った…。杏奈、コーヒー買って来て♪」



あたしはコンビニの中に入り、甘いコーヒーを買って龍の元に。



座りながらゴミ箱を背もたれにしてタバコを吸ってる龍がスゴくかっこ良く見えた。



「助けてくれて、ありがと♪」

「別に////」



お礼を言うと少し照れてる龍がスゴく可愛くて、からかってみた♪



「赤くなってんじゃねぇよ♪かわいい龍♪」

「は!?なってねぇし!!それより杏奈、今日は紫か♪その色結構セクシーだな♪」



紫!?



「何見てんのよ!!」

「そんな短いスカートで目の前に立たれたら見たくなくても見えるっつーの!!」



龍なんてかわいくない!!
かっこよくない!!



でも今日は少しドキドキしたよ♪



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