龍と虎
「行く。しかないじゃん…。」

「行くんだ…。」



何悲しんでんの!?



「だって桐野先輩なかなか好印象だし♪背も高いし?坊主なのにカッコイイじゃん♪恋の予感?」

「あっそ。早く教室戻れば?」

「虎?何怒ってんの!?」

「は!?別に怒ってねぇし!!授業始まるぞ。」

「怒ってんじゃん!!もういい!!バカ虎!!」



何よ!!



わけわかんない!!



あたしは教室に戻って梨緒に桐野先輩の事を話した。



「あたし、桐野先輩と同じ中学だったよ!!野球がうまくて、女の子には人気があった♪多分、恋愛にはマジメな人だよ!!」



ほぅほぅ♪



梨緒の話を聞いて、あたしは少し嬉しくなった。



マジで恋の予感!?



ドキドキしちゃう~♪



< 49 / 210 >

この作品をシェア

pagetop