龍と虎
「龍!!俺バイト決まった~♪古着屋!!」

「マジか!!」



虎に先を越され焦る俺…。



「真島龍太君ね、いつから働ける?」

「いつでも大丈夫です!!」

「じゃあ明日から入ってくれるかな?」

「はい!!」



決まった~♪



「虎、俺はコンビニで働く!!」

「大丈夫なのかよ…。」

「杏奈の為なら『温めますか?』くらいいくらでも言ってやるよ~♪」



そして一応杏奈達に報告。



「何で急にバイト!?」

「たまには自分で稼ぎたいし。ヒマつぶしだ♪」

「じゃあ龍の働いてる姿見に行くね♪」

「おう♪」



初バイト!!



頑張っちゃいます!!



「いらっしゃいませ~♪」



余裕だ♪



「龍太君って彼女いるの?」

「いる。」

「どんな子?」



バイト先にはウザイ女がいた。



明らかに俺に好意を持ってる。



「すげぇカワイイ子。」

「ふぅん♪ねぇ、バイト終わったら飲みに行かない?」

「行かない。俺未成年なんで。」



ウザイ女は20歳の短大生。


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