追いかけられて













どうしよ、どうしよ、









楓「好きで、す」

蓮「今日も一回も俺んとこ来ないし…なんで俺がイライラしなきゃなんないの」

楓「…、蓮見くんは、私が嫌いじゃ…」

蓮「……さあ?」











蓮見くんは机に腕をのせて私の好きな笑顔で笑った。











蓮「アンタは俺の笑顔が好きみたいだけど、付き合ったら笑顔だけじゃいられないよ」

楓「付き合っ…っ!!」











もう一度キスをされる。それは後に深くなり、私は肩を押そうとするけど力では叶わない












楓「っん!!はす…みく…ッ!!」










ようやく離れて、お互いの息のおとが響く















蓮見くんは歩きだし、教室のドアのところで振り返り妖しく笑った














蓮「俺、独占欲だけは強いんだ。


  覚悟してね?楓」














不意の名前呼びとその笑みに私は爆発した












近寄れた、いや、近すぎ…?










でもきっと私は君をまた追いかける











赤い顔で机の上に突っ伏した
























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