追いかけられて












巡「おはよう楓」

楓「ふぁー…おはよ…」

巡「…なんでそんなにぼさぼさなの」

楓「早起きした、から」










開ききらない目で言うと巡は私に触れた。











楓「…汚れてる?」

巡「……ううん」













巡はポケットから櫛を出すと髪の毛をとかした。











巡「なんで髪の毛はぼさぼさなのに顔は出来上がってるの」

楓「顔をやる気力しかな…かった…」










ある程度整ったので歩き出す。











巡は私の手をとった。首をかしげると巡は笑って学校まで走り出す。













校門に入ると、なんと蓮見くんが部活してる!!!




目をキラキラさせて追いかけようとすると強く腕を引かれた。











巡「だめ」

楓「なんで」

巡「今日は翼に近寄っちゃだめ」











ちらっと蓮見くんを見ると、蓮見くんもこちらを見ていたようで目があった。




蓮見くんは驚いたように顔を背け走り去った













アレ、なんか今傷ついた、かも
























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