生ける屍となって

ココがそんな2人を見てクスクスと笑っている頃。


階上では


コンコン。



「どうぞ。」



カチャ


「おい、アベル。
本当にいいのか?」



勢いよく入ってきたのはアランだった。



燦々と朝日が差し込むこの部屋に入ってきたのには驚いた。



ほとんどの吸血鬼は日光を苦手とする。


特にアランは大嫌いなのに。





「何が?」




言いたい事は大体見当はついたがとぼけておいた。


< 41 / 69 >

この作品をシェア

pagetop