SA*KU*RA
…ということもあり、あたしたちが教室に着いた頃にはほとんどの人がイスに座っていた。その中には緊張したような子もいればもう他中だった子と仲良くなっている子もいたり…様々だった。 ガラガラガラ―― 「おいお前ら席着け―!」あたしたちの担任らしき人がクラスの中に入って来た。男の先生だ…。ちっ(←軽く舌打ち) 「俺はこの 1年 5組の担任となった釜石茂和(かまいししげかず)だ。よろこべ、俺は見た目はこんなカモしれないが人気があるんだ。」 …。何この先生…。皆引いてるから…。何でそんな得意気? このまま数秒…?数分くらい誰も話さなかった。 「先生何歳?」 おお!誰だか分かんないけど勇気リンリンだな!! …だが、この誰かの発言が先生に火をつけることになる……。 「失礼。君は何歳だと思う?」 何この話し方。丸変わりじゃん。しかもどう見たって40代にしか見えないんですけど… 「40歳」 この人あたしと同じこと考えてるよ(笑)