恐怖の館
「…っっ!!」


あの足音の原因は
看護婦さんだった。

ってあれ?
ここって廃墟だよな?

なのになんで
看護婦さんなんているんだよ?!


声にならない恐怖感でいっぱいになって
俺は雅也を置いて逃げようとした。


「お待ちください。」


は?


「雅也…お前今なんか喋ったか?」


「いや、なにも。それよりお前…前見てみろ」


雅也の方に向けていた顔を扉の方に向けた。


「ぅわぁぁぁぁ!!!」


そう目の前には
さっき俺の後ろにいたはずの看護婦さんが俺の目の前にいたんだ。
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