モノクロ*メランコリック
てゆーか、てゆーか!
シロ、何告白されちゃってんのよおおお!!
そしてなんで私は出くわしちゃうのよおおお!!
も、戻れないじゃないの、教室。
いくら人の少ない場所だからって、こんなところで告白してんじゃないわよぉ。
立ち上がって覗き見するわけにもいかず、尻餅をついたまま声だけを盗み聞く。
「実は、ずっといいなって思ってて…優しくて格好良くて、いい人だなって…」
なによこの子、まだまだだわ。
シロが優しくて格好いいのは、もはや当たり前なのよ。
私なんかアレよ。
シロの淹れるコーヒーも好きだし、シロの作る料理も好きだし、シロの作るホットケーキは宇宙一美味しいし。
私を叱りつけるその表情も好きだし、呆れた顔も好きだし、なんだかんだ言って私に甘いところも大好き。
一言で言うと、シロのぜんぶが好きなのだけど。