モノクロ*メランコリック
「やるわ、私。私がどれだけシロのことが好きか、伝えに行く」
「…ミアらしいわね。頑張りなさい。あたしにやれることがあるなら、言ってね」
「もちろん!」
思い立ったら、即行動よ。
決行は、明日。
つまり、文化祭当日!
あわよくば一緒に回りたいなんて、贅沢は言わないわ。ええ、本当よ?そんなこと思ってないんだからね!!
奮起した私を、りさは優しい瞳で見つめてくれていた。
…覚悟なさいよ、シロ。
私は、地の果てまであなたを追いかけるわ!
「ミア、それは怖いわ」
あ、あらそう?
でも、私はそれくらいの思いよ!
*
「やーん!可愛い、ミアちゃん!超白雪姫〜〜!」
そうしてやってきた、文化祭当日。
劇が始まるまでの数時間、私は宣伝のために衣装を来て校内を歩き回ることになった。