信じたい。
その時の記憶は、ほとんど無い

けど、

誰にも、なつかない私に、

手を差し伸べてくれたが、

さく兄ちゃんだった。

さく兄ちゃんは、私より一つ上で

赤ちゃんのころから、

ここにいたらしい。

それに、さく兄ちゃんは

『僕、これから先もかなちゃんを

守るから』

って、言っていたのに・・・。

それなのにさく兄ちゃんは・・・。
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