年下に好かれました。
Rio.
Rio.
「梨緒( リオ )ー…。」
迷子の子犬が私の名前を
呼んでいます。
「梨緒ー…!梨緒!!」
「…………………。」
「梨緒!梨緒梨緒梨緒…」
「あぁあぁあ!!!」
「うわぁ!いきなり叫ぶなよ!」
「翔がうるさいからキレた」
「………あははははっ」
「笑わないで!一体なんなの!」
「用がなきゃ呼んじゃだめなのかよ」
「当たり前でしょ。」
「梨緒いつになく冷たい…」
これが毎朝の光景。