表現する気持ち
「まあ…コレはコレでキレイよね」
彼女は鏡に映ったネックレスを見て、呟いた。
クリスタルが占める面積が狭くなったものの、赤い石は美しさを放っていた。
「うん。わたし、この赤い石の方が好きだし、良いか」
彼女はあまり深く考えず、そのまま眠ることにした。
…だが、平穏な日々も長くは続かなかった。
それまで彼女は自分の体質に負い目を感じ、控え目な性格をしていた。
だが元気になるにつれ、性格も変わってきた。
元々周囲の人間は彼女に気をつかい、彼女を優先にしてきた。
それが元気になった今でも、同じことを彼女は望んだ。
つまり自分の意見を最優先にするということを、さも当たり前のように言うのだ。
最初は周囲の人間も苦笑いで受け入れてきた。
だが彼女が元気になれば、それもうっとおしく思ってくる。
特に両親以外の人間は、不満が強く募っていった。
元気になった当初は近くにいた人々も、だんだんと離れていった。
彼女はそれに気付きながらも、考え方を変えようとはしなかった。
だがある日、とうとう彼女はクラスメートとトラブルを起こした。
トラブルの原因は些細なことだった。
しかし彼女はあくまでも自分が悪くないと言い張るのみ。
彼女は鏡に映ったネックレスを見て、呟いた。
クリスタルが占める面積が狭くなったものの、赤い石は美しさを放っていた。
「うん。わたし、この赤い石の方が好きだし、良いか」
彼女はあまり深く考えず、そのまま眠ることにした。
…だが、平穏な日々も長くは続かなかった。
それまで彼女は自分の体質に負い目を感じ、控え目な性格をしていた。
だが元気になるにつれ、性格も変わってきた。
元々周囲の人間は彼女に気をつかい、彼女を優先にしてきた。
それが元気になった今でも、同じことを彼女は望んだ。
つまり自分の意見を最優先にするということを、さも当たり前のように言うのだ。
最初は周囲の人間も苦笑いで受け入れてきた。
だが彼女が元気になれば、それもうっとおしく思ってくる。
特に両親以外の人間は、不満が強く募っていった。
元気になった当初は近くにいた人々も、だんだんと離れていった。
彼女はそれに気付きながらも、考え方を変えようとはしなかった。
だがある日、とうとう彼女はクラスメートとトラブルを起こした。
トラブルの原因は些細なことだった。
しかし彼女はあくまでも自分が悪くないと言い張るのみ。