Sweet moment.
Prologue



夜中に突然鳴るインターホンも、

明け方震える携帯電話も、

全てが愛おしい。


待つことがこんなに
辛いなんて思わなくて、

毎晩携帯を
握りしめて眠った。


「寂しい」

なんて言えるわけない。


嫌われたくないから。

困らせてしまうでしょう?



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