Sweet moment.
□story2□
「ウソだと言って」
その後も説教はしばらく続き、意識は少しはっきりしてきたものの足元は覚束ない。
見兼ねた百合さんが、
「ママ、この話し次来た時にしませんか?
戸締まりとか私がするんでママも帰ってゆっくり休んでください。」
と、話しを終わらせてくれる。
ママもその言葉に溜め息をき、「莉沙ちゃん、もうこんな事無いようにね。」と、言い残して更衣室に入って行った。
百合さんと二人になった静かな店内。
「…すみませんでした。」
「次から気をつけないと駄目だよ。
でも、莉沙がこれだけ呑むの珍しい。
なんかあったの?」