シーサイドブルー
0.刻まれた虚無感


世界にはどうしてこんなにも意味のないものが溢れているのだろう。


くだらない言葉がくだらない人間の中に溶けて。

そんなくだらない人間が、他人を傷付け自分を守る。

…大して強くもないくせに。


人はくだらない。

そんなくだらない人が生み出したものだってくだらない。

…私にとっては何の価値もない。


そんな世界に生きて何になる?

誰も私の言葉なんて聞いてはくれない。

私の声は誰にも届かない。


届かないのならば、この世界に用は無い。

元々生まれたくて生まれたわけじゃない。

それならいっそ、終わらせよう。

生まれてきてしまったからには、終わりは自分で。


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