シーサイドブルー
「俺、海風のこと、好きだよ。」
突然言われた言葉に頭がフリーズする。
…好き?…何が?どこが?意味が分からない。
「会ってから全然時間の経ってない人間にこんなこと言われてもあんまり嬉しくないかもしれないけど。
ただ純粋に会えて良かったと思える。
それって好きだからだと思う。」
一つ一つの言葉がやけに耳に響く。
「その純粋さも、憧れへのひた向きな想いもすっげー好き。
言葉を選びながら話すとこも好きだ。
多分もっと話せばもっと好きなところが見つかる気がする。」
「気がするって…。」
「だってここで『見つかる!』って断言する奴の方が怪しくない?」
「…確かに。」
そういう言葉のセンスは私も…
「好き、かも。」
「はい?」
「凪の言葉のセンス、好き、かも。」
「そこにかもがつくんかい。」
「…じゃあ好き。」
「じゃあって。」
「…じゃあ、なんて言えばいいの?」
「好きでいいんだって。好きなものは好きだって言う。
それが自分の自分らしいところなんだろ?」
私は頷いた。迷いなく頷けたのは、私の言葉を受け止めてくれる人がいたからだ。
突然言われた言葉に頭がフリーズする。
…好き?…何が?どこが?意味が分からない。
「会ってから全然時間の経ってない人間にこんなこと言われてもあんまり嬉しくないかもしれないけど。
ただ純粋に会えて良かったと思える。
それって好きだからだと思う。」
一つ一つの言葉がやけに耳に響く。
「その純粋さも、憧れへのひた向きな想いもすっげー好き。
言葉を選びながら話すとこも好きだ。
多分もっと話せばもっと好きなところが見つかる気がする。」
「気がするって…。」
「だってここで『見つかる!』って断言する奴の方が怪しくない?」
「…確かに。」
そういう言葉のセンスは私も…
「好き、かも。」
「はい?」
「凪の言葉のセンス、好き、かも。」
「そこにかもがつくんかい。」
「…じゃあ好き。」
「じゃあって。」
「…じゃあ、なんて言えばいいの?」
「好きでいいんだって。好きなものは好きだって言う。
それが自分の自分らしいところなんだろ?」
私は頷いた。迷いなく頷けたのは、私の言葉を受け止めてくれる人がいたからだ。