【企画】マイ ダーリン!
ここは職員室。
…の横にある職員図書室。
不覚にも2人きりだ。
「ありがとう。助かったよ」
「…………」
ぶっすーと頬を膨らませて彼を睨む。
奴はそれに全く動じずあたしをにこやかに見下ろしている。
「俺の番号登録した?」
「いいえ…」
「どーして?」
聞かなきゃ分からないの?
「うるさい。変態の番号なんか登録するはずないでしょっ」
「変態?…俺のどこが…」
「初対面の女の子と寝て、キスマークまでつける男のどこが変態じゃないって言うのよ」
変態。変質者。
そう言うと彼はおかしそうに笑って、あたしは首を傾げた。