【企画】マイ ダーリン!


すると奴はスーツのジャケットを床に捨て、シャツのボタンを1つ2つ3つと開け……



ちょっと、何やってんの!?


目を背けるとバサッとシャツをめくり、彼は自分の胸元をあたしに見せつけた。


……え。



「あ……」



…赤い、花びら。
左側の胸。心臓がある方の胸。


あたしと同じのが彼の同じ場所にあった。



これって、あたしが…?



「海花も変態だよな」


「――っ!?」


「初対面の男と寝て、キスマークまでつけるんだからな」



ジワリ ジワリ。

あたしを追い詰めながら話す。


腰に机が当たって、それ以上下がることが出来なくなった。


しまった。
…追い詰められた。


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