【企画】マイ ダーリン!
武田雄也は悲しい目であたしを見る。
そしてゆっくり上体を起こすとベッドを降りた。
「同じ気持ちだと思ってたけど、今は海花がすげー遠い」
そう言い残して去った武田雄也。ゆっくり閉められたドアに寂しさを覚える。
本当、遠いよ……
ううん、きっと違う。
最初から遠かったんだよ。
近かったことなんか一度も無かったんだ。
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