【企画】マイ ダーリン!


でも笑った顔だけじゃなくて、ふざけたような意地の悪い顔も。


全部、好きだったな。



「………っ」



溢れ出した想いは、とてもじゃないけど止めることが出来なかった。



彼の胸に顔を押し付ける。
後ろに回された腕が、やっぱり優しい。


――… 愛しいよ。



「海花にずっと会いたかった」



これが、酔ったあたしの勝手な妄想だったとしても、今は忘れる。


これは妄想じゃなくて現実だと思うことにする。



「あたしも、会いたかった…!」


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