音コイ
「よし終わったー!」
いつもよりやる気が出たおかげか
仕事はかなり早く片付いて。
いつもなら
持参した本を読んだりして
空いた時間をつぶすんだけど
今日は違う。
ポチ
仕事部屋のボタンを押して
ひとつ深呼吸。
ガチャ...
「どうした...?」
「えと...
さっきはひどい言い方して
ごめんなさい!!」
なんか最近よく謝ってる気がするとか
そんなことも頭によぎるけど。
でも1番望んでるのは
彼に許してもらうことだけ。
「よくしてもらってるのに
恩を仇で返しているようで
すごく申し訳ないです...」
なんでこんなにもたくさん
彼を傷つけちゃうんだろ。
「大丈夫。
でもお詫び...して。」
「!!出来ることなら。」
「出来る。」
そのあと一呼吸おいた瀬納さんの唇が
一瞬薄く弧を描いたように見えて...
「名前呼んで。」
そう嬉しそうに笑った。
いつもよりやる気が出たおかげか
仕事はかなり早く片付いて。
いつもなら
持参した本を読んだりして
空いた時間をつぶすんだけど
今日は違う。
ポチ
仕事部屋のボタンを押して
ひとつ深呼吸。
ガチャ...
「どうした...?」
「えと...
さっきはひどい言い方して
ごめんなさい!!」
なんか最近よく謝ってる気がするとか
そんなことも頭によぎるけど。
でも1番望んでるのは
彼に許してもらうことだけ。
「よくしてもらってるのに
恩を仇で返しているようで
すごく申し訳ないです...」
なんでこんなにもたくさん
彼を傷つけちゃうんだろ。
「大丈夫。
でもお詫び...して。」
「!!出来ることなら。」
「出来る。」
そのあと一呼吸おいた瀬納さんの唇が
一瞬薄く弧を描いたように見えて...
「名前呼んで。」
そう嬉しそうに笑った。