八重歯のあの子

「そう」

彼は無表情にそう言った。

「な、名前なんて言うの・・・?」

「俺に聞いてる?

 俺は、宮崎歩だよ。

 宜しく、伊東さん」


「・・・ああ、うん」


< 23 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop