八重歯のあの子


私は、教室に戻り席について黙々とミサンガを作り、

すぐに終わらせた。

宮崎ももうすでに終わっていた。


「帰ろうか」

「そうだね、もう微妙に外暗いし」

私は鞄を持ってそう言った。


宮崎は教室の電気を消す。


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