八重歯のあの子


「じゃあ、送ってくよ」

え?なになに?送ってく・・・?

私の家まで・・・?

「いいよ、私重いし」

「俺、一応男だし」

宮崎はクスクス笑った。


「ほら、行くぞ」

宮崎はスタスタと歩く。

暗い学校。

私もなんだか怖くなり宮崎のあとを追った。

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