新撰組蝶乱
蝶が頓所にやってきて、早一週間。
当たり前のように、蝶は毎朝土方のもとにやってきては顔を見せるようになった。
というのも、蝶が来たあの日の次の晩に、
『え~いいかお前ら、よくきけ。』
新撰組の隊士達は全員、会議部屋に集められた。
『今日からここで共に生活することになった、不知火蝶さんだ!』
近藤が、自分の隣に座る蝶を紹介する。
『どうぞよろしゅう。』
立ち上がって極上の笑みで挨拶をする蝶に、隊士達はすぐに反応を示した。