砂糖のような甘い恋をして

「ごめんなさい。まさか裕馬君にあたるとは・・・。」

「いや。いいよ!!彼女が怪我しないですんだから。」

「・・・。」

そう言うと女は黙り込み、大量の涙を流している。

「ほら、もういかないと、入学式始まっちゃう。」

「裕馬君・・・。本当にごめんなさい。」

「もういいよ。はやくいきな?」

「あ、はい」

そう女は言い残し、走り去って行った。
< 11 / 38 >

この作品をシェア

pagetop