私を変えた人・・・
「何でだよ?」
「いや、だってさ?4歳で中3だし、大学だって12歳・・・。
友達とか出来ると思う?だいたい必要ないし。」
「そうか?俺はなれるけど。」
「隼人は、フレンドリーすぎるんだと思う・・・」
「そーか?普通なんだけどな・・・」
「ま、そこが隼人のいいところなんじゃない?」
今まで、あちこちの学校をまわってきた。
だけど、こんなにも私のことを知ろうとする人なんて一人もいなかった・・・
大抵の人達は、私を異常に特別視し
そしてこの“宝城院”という名前が私から人を遠ざけてきた・・・
でも、隼人は・・・
心を許してもいいのだろうか?