きらきら
春樹の背中が小さくなって俯く。
「おい、みつき」
振り向くと金髪頭、
東健吾(アヅマ ケンゴ)。
短髪だからか顔のせいか
なぜか金髪が似合う
憎たらしい幼なじみ。
「なんだよ健吾かよ」
「なんだよ言うな」
「健吾が、悪いんだからね」
憎まれ口を叩くも、
声が細くなる。
「…春樹と出会わせたから?」
「……」
そうだよ。
健吾が居なかったら
春樹にも出会わなかったのに。
でもこんなの八つ当たりだ。
最低。
「帰るぞ」
そう言って頭をぽんぽんとする。
これはいつからか
健吾の癖になっていたけど…
久しぶりだった。
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