甘い声に恋しました。
私の席は窓側の一番後ろの席でしょっちゅうぼーっとしてるらしく授業中よく指される。
でいつもこんな感じ。
「…はぁ。」
「はい、じゃあ秋元ここ読め。」
「えぇ!また私!?」
…こんにゃろう。
若くてちょっと顔がイケててちょぉ~っとモテるからっと調子に乗りやがって萩山先生め。
「何か言ったか?」
気づいたら萩山先生は横にいた。
「おぅふっ、問題無しよ萩山。」
「呼び捨てにすんな。」
と頭を教科書で軽く叩かれた。
――何か、今日はついてない気がする。