伝言

鋭い視線を、あいつに送る。

「なんだァ、まだまだここからなのに。」

今度は、次々に、爪をはぐ。

「ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン!!!」

唇を強く噛み締める。

「なんなの?こらえてる?」

血が滲んでるいのは、あとから気がついた。
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