この場所で。
「……中、どうぞ………」
3人にはこいつとのことなんて、知られたくない。
変に追い返すよりも、とりあえず平常心を装ってみた……つもりだけど……。
「りぃ、寝てな。私達があとするから」
私の家は、親が共働きで一人っ子。
だから親がいない間のちょっとした家事は私の仕事。
それを知っている3人は、具合の悪そうな私のかわりにやってくれると言って、部屋を出ていった。
こいつに私を任せて。
「……ねぇ」
3人が一階に降りていったのを確認すると、背を向けている私に話しかけてきた。
「跡、当分消えないよ。強めに付けたからね、
首のソレ」
「…………」
「消えそうになったら、また付けてあげるね」
そう言いながら私に覆い被さってきた。
そして、