Quiet man
結局・・その後
ヤツはまたヒトツ罪を認めた。
外人を使っての拉致、
あれはやはりそうだったらしい。
「もう、どうしようもないな。」
ナギの呟きに
俺は肩を抱き寄せてやる。
ヤツの事がニュースでも少し、
彼女が今ガサガサと閉じた
夕刊の隅っこにも乗っていた。
さぞかしあの弁護士も
苦労させられるだろうな。
「あとはナギが忘れるだけだ」
「・・・そうやんな、
でもンん・・!」
口答えされる前に唇を塞いで
ふたりカーペットのに転がった。
そろそろ自分の事考えなよ、
俺って奴が傍にいるんだから。
「あかん・・て・・・」
「換気扇回ってないから・・」
ぷふっ、と笑い
彼女は諦めて首に腕を回すのだ。
~♪~♪~♪~♪~
「 「 ! 」 」
俺の携帯が
テーブルで震えながら鳴りだした。
「神足さ・・ん、出やな・・!」
暫く無視していたが掛け直して
来られたので仕方なく身を起す。
ピ!
「・・はい・・、
ええ、え? 書き込み?」
『そう、凄く書き込みが
殺到してて・・とにかく
ログインしてみて下さい。』
パソコンを立ち上げ、
マネージャーの云う自分の
公式ページの
会員BBSにログインした。
「何だこれ・・?」
つらつらと見てみたが、
内容に驚き、
言葉を失なうのである。