Quiet man
『・・恋愛は自由でしょ?

Goddyだって大人です!

つまらないカキコしないで!!』



『ここは純粋にGoddyの音楽が

好きって奴らの集まりだ、

下衆でアホな女共は出て行け!』



『どうして全部丸ごとGoddyを

受け入れてあげないの?

私はそんなGoddyも好きだ!!』




まるでこれこそが

何処かの掲示板の様だ・・。


BBS内で肯定派と否定派の

バトルが勃発したから

余計パンクしたんだ。




「・・アイドル並だな」


「そんな呑気な・・

あ、それと例のあのカキコミ、

ネカフェらしいよ。」




都内のネット・カフェから・・

犯人はまだ解っていない。



「これ、スキャンできるよね?」



シワが着かない様に持って来た

一枚の便箋。


社長は訝しげにソレを手に

受け取りヒトツだけ頷いてる。



「こうするしかないでしょ。

直ぐ使って貰えるかな。」


「直しは?」 「いらない」



直筆でないと伝えられない、

意味が無い。

直ぐ、

管理の方に回すと云ってくれた。



「じゃ、俺行くね」


「刺されないでよー! 

気をつけてねー!」



背中越しの人ゴトな掛け声に

思わず苦笑する。


縁起でもない・・・。

まあ 

用心に越した事はないんだが・・。






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