Quiet man

「そうねぇ・・。」


バスタブの中、背中から

彼女を抱きながらつい呟いた。



ちょっと想像してしてしまう。

目は・・、鼻は・・いや。

ナギにそっくりだったら俺、

・・・どうしよう。




<只今妄想中>



それが・・

もし女の子だったりしたら

きっと手放すのヤダろうな。


でもって、ちょっと

大きくなってきたりしたら

きっと・・

オマセな事を云うんだろうな。



『ママとアタシ、

どっちがスキ?』



なんて聞かれちゃったら・・


困る。



『ねえ、ねえー、どっちー?』



・・なんて、せがまれたりして。



「俺、選べないかも・・。」

「え? 何を?」



「だってパパはママの素敵な

オッパイには勝てな、」



「はぁっ??

ちょっと!? 神足さん??」



「い・・、え?」



お湯をピッと

顔に飛ばされハッとなる。



<妄想終了>



俺・・、

今、どこまでトンでた?





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