Quiet man
俺は煙草に火を着け

密かに冷静になろうとする。


うう、そうだな・・。

こんな感じでどうだろう。



その①

「もう一度

ウェディング・ドレスを
     
着てみない?」


A. えー、イガイー!

そんな趣味あったん? じゃァ、

ベッドまでお姫様抱っこやんな?

メイドさんはモエへんのん?

・・・、

コスプレ・エッチの趣味はねえ



その②

「次回までに指輪のサイズを 
    
知りたいんだけど?」


A. しょっちゅう五段階位で

サイズが変わるねん。

(酒むくみで)
    
白魚からタラコやでー?

スゴイやろー。


______ それ自慢?

なら輪ゴム"しかダメじゃねえの?



だめだ・・どれも

ボケようと思えばボケられる。


彼女は結構な

「ボケ・マスター」だから

下手に云うと

ムーディーさも半壊、

気持ちをヘシ折れらる。


そう、関西人を侮るなかれ。


そして

あとひとつ、出来る事は。


その③ 

このシチュエーションを受け流・・

いや、見送る事だ。

そう

このまま・・何も云わない事。



慎重になり過ぎてるかな? 俺。












< 134 / 254 >

この作品をシェア

pagetop