Quiet man
本当云うと

今の関係を壊したくないんだ。

また俺の気持ちをゴリ押しして

彼女を悩ませたりする事は

避けたい。



( やっぱ、③だな・・。)



「ふう、

美味しかった。ご馳走様。」

「満足?」


「ウン、こーゆー所で食べる

朝ご飯って何でこんなに

オイシイんやろうなァ・・。」



満面の笑み、炸裂。フフ、

これが

オイシイ顔って云うヤツ?


「行こうか」


2人ともがサングラスを掛けて

席を立つ。

コケられては困るので彼女の肩

を抱いて歩き出していた。



「そこ、

段があるから気をつけて」



カフェから出て、

プールサイドを丁度横切ろうと

したところだった。



「「「 おーい 」」」

「「 ? 」」



プールサイド側から何人かが

手を振り、

こちらに走り寄ってくる。


俺達の方にも

その内の1人の男が

駆け寄って来てニッコリ微笑んだ。



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