Quiet man
「お揃いで。」

「 「「「 はあ。」」」 」



彼にそう改まって云われると

まだ皆、

多少恐縮してしまうのだ。


此処にいるバンド連中は皆、

まるで神足を"神様"か、

"仙人"みたいに思ってるらしい。


気を取り直して各自、

楽器に集中し始めた所だ。



「ただいまです。」

「お帰り、あった?」



入って来た

彼のマネージャーが頷き、

白い手提げビニール袋を

開いて見せている。



「こんな感じで?」

「いいね。」



彼が手に取ったソレに

周りは愕然。

あのGoddyが・・

そんな俗な事を!?



( ((( ブーケ!?

しかもカードまで!! ) )))




メッセージカードを開き、

ペンを借りて。

ちょっと考えてから

一気にサラサラ書き終えてる。



「枯れないようにしといてね」



そう云うと煙草を手に

裏手に出て行った。


バタンと

ドアが閉まったとほぼ同時、

わっと一斉に

マネージャーを取り巻くのだ。





「 「「「 誰が来ンの!?」」」 」





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