王子の魂 ―ワタシの想い―
―イタミ―
私の中でリュウは
もはや「二次元」や「アイドル」では
無くなっていました。
一緒に過ごして、色々なリュウを見て、
リュウの中で、なんか特別になったような気がしていたけど・・・
リュウがイタミを背負っているなんて・・・
それが、どれほどのイタミかも知らないで、私は・・・
私は――――――――――。
「じゃじゃーん♪」
菜子がリュウのレアポスターを私の前に広げる。
「スゴーイ!抽選で3名ぐらいしか手に入らない直筆サイン入りポスターじゃん!」
私はポスターを食い入るように見つめた。
琴美と菜子はまた、私の家へ来ていた。
今度は突然の訪問だったので、リュウを出かけさせようとすることもできなかった。
リュウは前と同じようにベッドの上でこちらをチラチラ見てはクスクス笑っている。
「これ、優子にあげるね。」
「え!?マジで!?いいの??」
私はかなり驚いた。
こんなレアポスター、私がもらっちゃっていいのだろうか?
雑誌の懸賞にあった3名しかもらえない直筆ポスター。
私も応募したが、もちろんはずれてしまった。
「レンのが欲しかったんだけど、リュウのが当たっちゃってさ~。
だから、あげる。」
「ありがと!今度何か奢る!」
私はポスターを床に広げて眺めた。
「お、俺のポスター?」
気がつくとリュウも近くでポスターを覗き込んでいた。
もはや「二次元」や「アイドル」では
無くなっていました。
一緒に過ごして、色々なリュウを見て、
リュウの中で、なんか特別になったような気がしていたけど・・・
リュウがイタミを背負っているなんて・・・
それが、どれほどのイタミかも知らないで、私は・・・
私は――――――――――。
「じゃじゃーん♪」
菜子がリュウのレアポスターを私の前に広げる。
「スゴーイ!抽選で3名ぐらいしか手に入らない直筆サイン入りポスターじゃん!」
私はポスターを食い入るように見つめた。
琴美と菜子はまた、私の家へ来ていた。
今度は突然の訪問だったので、リュウを出かけさせようとすることもできなかった。
リュウは前と同じようにベッドの上でこちらをチラチラ見てはクスクス笑っている。
「これ、優子にあげるね。」
「え!?マジで!?いいの??」
私はかなり驚いた。
こんなレアポスター、私がもらっちゃっていいのだろうか?
雑誌の懸賞にあった3名しかもらえない直筆ポスター。
私も応募したが、もちろんはずれてしまった。
「レンのが欲しかったんだけど、リュウのが当たっちゃってさ~。
だから、あげる。」
「ありがと!今度何か奢る!」
私はポスターを床に広げて眺めた。
「お、俺のポスター?」
気がつくとリュウも近くでポスターを覗き込んでいた。