王子の魂 ―ワタシの想い―
ポスターの中で微笑むリュウ、その横には繋げ字で「RYUU」と書いてある。
直筆サインが入ってるなんて簡単には手に入らない。ファンにとってはスゴイ価値。
私は「一生大切にしよう」と思った。
「あ、ソレ、マネージャーが書いたやつじゃん。」
リュウがボソリと呟いた。
「え!?」
じゃあ、このサインはニセモノ?
前言撤回。即、部屋に飾ろう。サインの部分は隠して。
「何?優子?」
「なんでもない・・・。」
リュウは再びベッドの上に戻っていった。
再びポスターに目を落とす。
サインはニセモノでも、リュウは相変わらずカワイイ。
「やっぱカワイイなぁ~。」
自分で言ってしまった後に、本人の前だったことに気づき、急に恥ずかしくなり急いで口を塞いだ。
リュウの方をチラッと見るとリュウはベッドに寝そべり(といっても浮いているが)天井を見つめていた。どうやら聞こえてないようだ。
「リュウってホントに女の子っぽいよね。」
琴美はポスターのリュウの頭の上にリボンのストラップをのせた。
「ほら、もう女の子じゃん。」
「ホントだー!」
琴美と菜子は騒いでいる。私はリュウの前で下手なことは言えないのでなるべく黙っていた。
「私たちよりよっぽど女っぽい。羨ましい!」
「これくらいカワイかったらレンも振り向いてくれるかな~」
菜子は妄想まで始めた。
ていうか、本人いるのにこんなこと言っていいのか?
まあ、褒めている訳だしいいか・・・。
結局、その日はそのまま「CROWN」トークに花を咲かせ、2人は帰っていった。
直筆サインが入ってるなんて簡単には手に入らない。ファンにとってはスゴイ価値。
私は「一生大切にしよう」と思った。
「あ、ソレ、マネージャーが書いたやつじゃん。」
リュウがボソリと呟いた。
「え!?」
じゃあ、このサインはニセモノ?
前言撤回。即、部屋に飾ろう。サインの部分は隠して。
「何?優子?」
「なんでもない・・・。」
リュウは再びベッドの上に戻っていった。
再びポスターに目を落とす。
サインはニセモノでも、リュウは相変わらずカワイイ。
「やっぱカワイイなぁ~。」
自分で言ってしまった後に、本人の前だったことに気づき、急に恥ずかしくなり急いで口を塞いだ。
リュウの方をチラッと見るとリュウはベッドに寝そべり(といっても浮いているが)天井を見つめていた。どうやら聞こえてないようだ。
「リュウってホントに女の子っぽいよね。」
琴美はポスターのリュウの頭の上にリボンのストラップをのせた。
「ほら、もう女の子じゃん。」
「ホントだー!」
琴美と菜子は騒いでいる。私はリュウの前で下手なことは言えないのでなるべく黙っていた。
「私たちよりよっぽど女っぽい。羨ましい!」
「これくらいカワイかったらレンも振り向いてくれるかな~」
菜子は妄想まで始めた。
ていうか、本人いるのにこんなこと言っていいのか?
まあ、褒めている訳だしいいか・・・。
結局、その日はそのまま「CROWN」トークに花を咲かせ、2人は帰っていった。