王子の魂 ―ワタシの想い―
一人になった私の目から涙が流れた。

“リュウを自分の理想で押しつぶしてしまった”

アイドルのリュウが

「自殺なんてするわけない」

そんな私の思い。

アイドルのリュウに理想を描いていた私は、本当のリュウを受け入れることができなかった・・・。

私は顔を上げると部屋に飾ってあるリュウのポスターが見えた。

「こんなの、リュウじゃない・・・」

私はそう呟くとリュウのポスターを壁から剥がしてしまった。
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