無口男子と真面目女子の秘密!?

「…せっかくお洒落なカフェにこれたんだから、楽しまないとっ」

重い雰囲気を紛らわそうと、話題を変える。

すると、真千ちゃんは照れたように視線を右下に持っていった。

「…ここのアレンジね、私がしたの」

照れ笑いを浮かべる真千ちゃんは、なんというか…可愛いかった。

説明によると、このカフェの名前は『style』らしい。

少し前は古ぼけたお世話にも綺麗とは言えないカフェ。

ここの主人は、改装工事をしたいと言っていた。

で、デザインを考えてあげたのが真千ちゃん。

このstyle(スタイル)という名前は、奥さんがNicebodyだかららしい。

「あらあら?いらっしゃい。

今日はお友達も一緒なのねっ!サービスしちゃうんだからっ」
< 127 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop