無口男子と真面目女子の秘密!?
ん…?
この世話焼き男子は…。
「銀さんっ!?」
驚いて上を向くと、赤髪で背が高い…まさに銀さんが焦っていた。
「なに、知り合い?」
蘭輝さんが少しだけ目を見開く。
そうだ。
この少し気だるそうな感じと世話焼きなところ。
銀さんだ。
「ほい、アイスティー。サービスだ。
お前らはコーヒー、自腹な」
目の前に置かれたアイスティー。
覚えていてくれたんだ…。
銀さんの前では2・3回くらいしか飲んだことなかったのに。
私が好きなアイスティーは、お砂糖6杯、ミルク3個。
つまりミルクティーが好きだ。
しかもすっごく甘いやつ。