無口男子と真面目女子の秘密!?

「実は…
帰り道に翔さんに会ったのです。
が、とても綺麗な女性と仲良くしていて…。

途端に胸が痛くなり、逃走。

で、涙が止まらず…です」

私の恥ずかしながらの発言に、3人は顔を見合わせた。

「で、なんで胸が痛いかわかってんのか?」

3人とも、ニヤニヤしながら私を見つめる。

「…病院、言った方がいいのでしょうか?」

病気だったら…と思うと不安だ。

「鈍感ね」
「そうだな」
「どうするか…」

いやいや、いきなり家族…兄弟会議を始められましても…。

「そういやあ、翔も…」

と考え込むような姿勢をとる銀さん。

「何っ!?脈ありかっ」
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